漢詩の偉人・藤井竹外の掛け軸など未公開の収蔵品が一堂に

しろあと歴史館で高槻ゆかりの品を集めた企画展を開催

高槻市立しろあと歴史館で、令和6年3月9日(土曜日)から6月2日(日曜日)まで、初公開となる収蔵品約150点を紹介する企画展「初公開!収蔵品展-文芸・武芸・工芸-」を開催します。高槻ゆかりの展示品たちをぜひご覧ください。

【展示品・黒漆横矧桶側 二枚胴具足】

【展示品・黒漆横矧桶側 二枚胴具足】

【展示品・藤井竹外作「巌桂」】

【展示品・藤井竹外作「巌桂」】

同館では、市民や寺社などから寄贈・寄託を受けた文化財を10万点以上収蔵しており、これらを活用した特別展や企画展を定期的に開催しています。今回の企画展は、今までお披露目する機会がなかった収蔵品の中から「文芸・武芸・工芸」と3つのテーマで選んだ約150点を展示します。

「文芸」では、幕末の高槻藩士で、漢詩人として著名な藤井竹外や彼と交友のあった文化人の作品を、「武芸」では高槻藩士家や村の有力な家に伝わった武芸に関する古文書と「黒漆横矧桶側二枚胴具足」をはじめとした甲冑や火縄銃などの武具、「工芸」では屏風や襖絵、漆器の器、古曽部焼などの美術工芸品など紹介しています。中でも注目の展示品は、藤井竹外が自作の漢詩を自ら書にしたためた掛け軸。竹外の格調高い漢詩は、現在も詩吟などで根強い人気を誇り、今回展示している「巌桂(がんけい・木犀の異名)」と題する作品は、庭に植えた木犀の様子と香りを詠ったもので、通常よりも大振りに書かれていて迫力があります。

ぜひ企画展にお越しいただき、高槻で育まれ、そして親しまれてきた文化財をご堪能ください。

【企画展概要】

会期: 令和6年3月9日(土曜日)から6月2日(日曜日)まで。開館時間は10時から17時まで(入館は16時30分まで)

休館日:毎週月曜日(4月29日、5月6日は開館)、3月21日(木曜日)、4月30日(火曜日)、5月7日(火曜日)

場所:しろあと歴史館(高槻市城内町1-7)

アクセス:阪急高槻市駅から徒歩約10分、JR高槻駅から徒歩約15分

※公共交通機関でご来館ください

観覧料:無料

【関連ホームページ】

しろあと歴史館 第50回企画展「初公開!収蔵品展-文芸・武芸・工芸-」【3月9日から6月2日まで】(高槻市ホームページ)

https://www.city.takatsuki.osaka.jp/site/history/113680.html

本件に関するお問い合わせ先

高槻市立しろあと歴史館

電話:072-673-3987

高槻市

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