初の地方開催創作イベント「阿賀北ノベルジャムオンライン2020」グランプリ授賞式開催 NHK新潟ニュース610にて放送も!

グランプリは村上を舞台にハンドボール少女が活躍する『バッテンガール』、デザイン賞は『おっかなびっくりスローライフ』に決定! 2021年3月21日(日)、

阿賀北ノベルジャム実行委員会(敬和学園大学)は「阿賀北ノベルジャムオンライン2020」のグランプリ授賞式を、 月岡温泉 白玉の湯

泉慶(新潟県新発田市)会場とオンライン参加者をインターネットで結ぶハイブリッド形式にて開催いたしました。

本授賞式をはじめ『阿賀北ノベルジャム2020オンライン』について、 NHK新潟ニュース610の3月25日(木)放送にて取り上げて頂くことになりました。

(放送予定は変更になる場合があります)

本イベントは2020年10月から12月までの約3ヶ月間で、

新潟県北部に広がる阿賀北エリアを舞台にした小説を「著者」「編集者」「デザイナー」が協力しながら制作するもので、

コロナ禍のなかほぼ全てのプロセスがオンラインで行われました。

さらに作品の完成後、 参加者は翌年3月まで販促PRを展開。 小説投稿サイト「エブリスタ」で作品を公開したり、 「あつまれ

どうぶつの森」の中に物語を再現した島を作ったりと、 各チームそれぞれに創意工夫をこらした販促PR活動が行われました。

それらの作品について(1)地域の魅力が作品のなかに十分に込められているか?(2)小説文芸としてのクオリティの高さ(3)優れた出版展開ならびにプロモーションを行ったかという3つの観点から審査し、

総合的な評価がもっとも高かった作品に「グランプリ」、 また優れたデザインに「デザイン賞」を贈りました。

※阿賀北ノベルジャムとは……敬和学園大学が主催しこれまで12回開催されてきた、 地域文学賞「阿賀北ロマン賞」と、

東京で開催されてきたNPO法人HON.jpによる「NovelJam(ノベルジャム)」とが融合したイベントです。

敬和学園大学「阿賀北ノベルジャム実行委員会」が主催し、 新発田市・聖籠町が共催しています。 今回が第1回目の開催となり、 3チーム5作品が誕生しています。

企画当初は地方在住の「著者」と東京など都市部で活躍している「編集者」「デザイナー」に集まってもらう予定でしたが、

コロナ禍を受けて全てオンラインで行う形となりました。

阿賀北地域(阿賀野川以北)の魅力発信というこれまでのノベルジャムに無い要素を盛り込んで電子書籍・紙の本として販売され、

その売り上げや各チームが創意工夫を凝らして行った販促PRも審査の対象となっています。

▼阿賀北ノベルジャム公式サイト

https://agakita-noveljam.com

(完成5作品の販売・試し読みサイトへのリンクもございます)

グランプリは3月上旬に行われた審査会での文芸評論家の仲俣暁生さま、 編集者/プロデューサーの有田真代さま、

新潟日報新発田総局長の間狩隆充さまによる審査を経て以下作品に決定しました。 また、

デザイン賞は2月末に行われたオンライン番組「デザイナー座談会・デザインプレゼン」を踏まえ、 (株)テクスファーム

取締役社長/クリエイティブディレクター加藤雅一さまによる審査を経てデザイン賞が決定致しました。

【阿賀北ノベルジャムオンライン2020 グランプリ】

作品名『バッテンガール』

著者:Yohクモハ

デザイナー:吉田彩乃

編集者:波野發作

(作品紹介)

バッテンガール・大谷瑠依は高校三年生。

青春のすべてを注いだハンドボールは

ライバル校に1勝もできずに終止符を打った。

あとは厳格な父の言うがままに

地元の大学に入り、 卒業し、 このまま人生を終える。

それでいいのかな?

瑠依はふと、 自分を俯瞰する。

自分を「×(バッテン)」としか評価できなかった少女・瑠依が、

本当の自分の形を模索するYA青春ストーリー。

勝ちたかった。

いや、 勝ちたい。

あたしはまだ勝ちたい。

少女はつぶやく。 「ジャンプシュート」と。

『バッテンガール』著者 Yohクモハ さんには、 表彰状と賞金10万円が贈られました。

【阿賀北ノベルジャムオンライン2020 デザイン賞】

作品名『おっかなびっくりスローライフ』

編集者:森石豊

著者:嶋幸夫

デザイナー:森川亮(奥付表記「蟹川森子」)

『おっかなびっくりスローライフ』デザイナーの森川亮さんには、 表彰状と賞金5万円が贈られました。

コロナ禍に翻弄された本イベントですが、 地域の皆さまの支援、 そして参加者の情熱と、 敬和学園大学の運営学生の粘り強い取り組みにより、

5作品の完成となりました。 また、 合宿の代替手段として採用したオンライン方式でしたが、 地域の魅力を発見・共有し、

広く物語として伝えられる可能性があることも確認できたと考えています。 2021年度も今回得られた経験をもとに「阿賀北ノベルジャム」を発展させてまいります。

なお、 本授賞式をはじめ『阿賀北ノベルジャム2020オンライン』について、 NHK新潟ニュース610の3月25日(木)放送にて取り上げて頂くことになりました。

あわせてご覧いただけますと幸いです。 (放送予定は変更になる場合があります)

(グランプリを受賞したオンライン参加のYohクモハさんには、 敬和学園大学 山田耕太学長より表彰状が贈られました)

(デザイン賞を受賞した森川亮さんの代理で編集者の森石豊さんが、 デザイン審査を行った加藤雅一さまより表彰状を受け取りました)

(授賞式でのオンライン参加者との集合写真)