尾崎世界観がコロナ禍で書き上げた渾身の中篇小説「母影(おもかげ)」を、新潮12月号に一挙掲載!

尾崎世界観の文芸誌初となる中篇小説「母影(おもかげ)」(原稿用紙150枚)が掲載されます。

人気ロックバンド、 クリープハイプのヴォーカル・ギターとして活躍する、 尾崎世界観氏。 2016年に書下ろしで発表した半自伝小説『祐介』をはじめとして、

気鋭作家としての顔でも知られる尾崎氏による、 文芸誌では初となる中篇小説「母影(おもかげ)」が、 新潮12月号に一挙掲載されます。

コロナ禍でライブ活動の制限を余儀なくされるなか、 ひとり小説に向き合い完成させた原稿用紙150枚の渾身作。 本人曰く、 これまでに書いてきた小説のうち、

もっとも長いものになったそうです。 書くことへの勇気をめぐるこの作品に、 ぜひご注目ください!

【あらすじ】

主人公は小学校低学年の女の子。 母子家庭で育った彼女は、 学校に友達がおらず、 放課後の時間をもっぱら母親の働くマッサージ店の空きベッドで過ごしている。

カーテンの向こうでお客さんを施術して「直してあげる」母親は、 昔は女性客の相手もしていたはずなのに、 次第に店に来るのがおじさんばかりになってきて……。

【著者について】

尾崎世界観(おざき・せかいかん)

1984年、 東京生まれ。 2001年結成のロックバンド「クリープハイプ」のヴォーカル・ギター。 12年、

アルバム『死ぬまで一生愛されてると思ってたよ』でメジャーデビュー。 16年に刊行された初小説『祐介』(文藝春秋)は、

「アメトーーク!」で読書芸人大賞のひとつに選ばれるなど、 大きな話題となった。

著書に『苦汁100%』、 『苦汁200%』(ともに文藝春秋)、 『泣きたくなるほど嬉しい日々に』(KADOKAWA)。

千早茜との共著に『犬も食わない』(新潮社)。 対談集に『身のある話と、 歯に詰まるワタシ』(朝日新聞出版)。

【タイトル】:新潮2020年12月号

【発売日】11月7日(土)

【体裁】468ページ、 A5判

【本体定価】1273円(税別)